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ブレーキフルードはいつ交換しました?

ブレーキフルードとは何かご存知でしょうか?油圧ブレーキに使用される油です。この油を定期的に交換しないとブレーキの利きが悪くなります。最後に交換したのはいつごろでしょうか?

どうもパドシゾです。現在2輪用品店に勤務しています。PITの経験もしているので整備のこともお話しできると思っています。主に用品の販売をしている店員です。よろしくお願いします。

ブレーキフルードとは

  • ブレーキに使う理由
  • 交換時期
  • 特性

この3点がブレーキフルードの大きな役目です。

ブレーキに使う理由

ブレーキフルードは、指でレバーをひねった力を100倍近くまで強い力で押し出せる油です。また逆の力として100の力を1にすることもできます。そのため、効果が薄くなったものは交換しないとブレーキが利かなくなるので大事故につながることがあります。

交換時期

使用頻度と、使用年数で変わるのですが、主にフルード交換は2年に1回もしくはブレーキパッドと同時交換をオススメしています。理由は水分が入ると中で分離して空気の層ができ、ブレーキが利かなくなります。なので空気中の水分が貯まるのが3年くらいなので2年に1回は交換が必要です。

ブレーキパッドが摩耗しているとそれだけブレーキを使っているのでフルードも劣化します。なのでこちらも同時に交換すると全体的に長持ちでき、安心してバイクに乗れるのでオススメです。

特性

バイクも車も走行中は熱を持ちます。なのでネバネバな油も火にかけるとさらさらになり天ぷらができるのと一緒です。高速で走るバイクもフルードがシャバシャバになるので長時間の走行では必ずブレーキが利きにくい、もしくはしっかり握らないと効かないことがあります。サーキットでよくみられる現象です。

またフルードを交換しても中に空気が入っていると押し出す力が空気に阻まれブレーキが利かなくなります。これを「エア噛み」といいます。マスターシリンダーを開けたり、長期間使用しているとおこる現象です。

フルードは塗装に攻撃性を持っているのでカウルに当たると色落ちをします。古い錆がめくれあがっているような感じで塗装が剥げるので要注意です。

まとめ

フルードは力を増幅させることができるので250キロのバイクも指2本で止めることができます。交換時期は車検のあるバイクは車検同時か、ブレーキパッド交換と同時をオススメ。塗装への攻撃性が強いので中和できるようにパーツクリーナーか洗車をすぐできるようにし養生する。

ざっくりですがこんな感じですね、もちろんお店に頼めばほとんど間違えはありませんし、道具を買うより安いのでオススメです。ご自身でされる際はサランラップなどで守るのも手だと思っています。

ここまで見ていただきありがとうございます。今後もお役に立てることを書いていきますのでよろしくお願いいたします。それではまたお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。