ブレーキフルードはブレーキを使うときの液としては知ってるけど、ワイヤーと違ってどうしてブレーキがかかるのかわからいという方の疑問にお答えします。

どうもパドシゾです。現在2輪用品店に勤務しています。PITの経験もしているので整備のこともお話しできると思っています。主に用品の販売をしている店員です。よろしくお願いします。お急ぎの方は最後のまとめを見ていただければと思っています。それでは行ってみましょう。
ブレーキフルードの特性
- 入力に対して出力を増大させる
- 塗装面への攻撃性
- 水分にとても弱い
とても大きく表すとこの3点です。メリットに対してデメリットが多いと思われるのですが、指2本で100キロで走るバイクを止められますか?わたしは止められません。なのでそれを補うためにフルードが必要です。
入力に対して出力を増大させる
前述したとおり指2本でブレーキをかけている方はいませんか?わたしはしています。このピストンによる出力を1として出力を100にするためにブレーキのピストンの面積を100倍にすると100の出力が出ます。
とても簡単に言うと、水鉄砲の圧縮をして噴射してるのが出力が向上した状態です。なので指一本で遠くまで水を飛ばせるという仕組みと似ています。
塗装面への攻撃性
ブレーキフルードは塗装との接着面に浸透するのでそこからはがれていきます。なので塗装面への付着を防ぐたまに養生することで塗装面を守り、交換作業をすることをおススメします。またこれを利用して塗装をはがす方がいますが、付着させすぎには注意が必要です。
水分にとても弱い
ブレーキフルードは吸水性が含まれています。水分を多く含んでしまうと性能の劣化になるので、性能が劣化するとブレーキの効き目が悪くなるのとともに、ブレーキを使用するとホース内に水分が蒸発し気泡ができることがあります。この気泡がフルードの機能を皆無(ブレーキが使用不可能)にするので交換は半年から1年といわれています。
まとめ
- ブレーキフルードはスピードを押さえるのに最適
- 塗装への攻撃性があるので交換時は養生をする
- 吸水性が高いので水分と経年劣化に注意、交換は半年から1年
ブレーキがシューの場合はワイヤーなのでワイヤーの注油が必要なので注意です。ほかにもブレーキキャリパーの清掃中にピストンが取れてしまうと中に空気が入るので3つ目の気泡が入った状態なのでブレーキが利かなくなるので注意しましょう。
ここまで見ていただきありがとうございます。今後もお役に立てることを書いていきますのでよろしくお願いいたします。自分のバイクで初めてやったときはキャリパーのピストンを外してしまい大変なことになった覚えがあったのでできればお店に頼むのがいいと思っています。それではまたお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。